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“見たことある”って、強い。中学受験の理解を支える体感ワークショップ

更新日:7月9日

オレンジ色の水に落ち水しぶきを上げる二つの物体

こんにちは。名古屋市瑞穂区の小学2年生からの科学・探究教室ミナトコラボです。


今日は、「体感したあとに学ぶこと」について、少しお話ししたいと思います。




教材を開いても、手が止まるとき


中学受験を意識し始めた小3・小4のお子さん。

少しずつ市販の問題集や塾の教材にも取り組み始める時期かもしれません。


でも、こんなことはありませんか?

• 文章問題になると、何を聞かれているのかわからない

• 理科の実験図を見ても、何がどうなっているのかピンとこない

• 地理の用語は覚えても、実感が湧かない


「頭では理解しているはずなのに、身についていない気がする」

そんな状態のことを、私たちはよく**“わかったつもり”**と呼びます。




体感があると、情報が“自分のこと”になる


たとえば、川の流れの速さや、水が濁る仕組みを学んだあとに、

実際に川辺に行って観察してみたとします。


・水が曲がるところで渦ができる

・浅いところと深いところで流れ方が違う

・雨の翌日は色が違う


こうした経験をしてから問題集に戻ってみると、

図の意味がわかるようになったり、言葉の重みが変わったりします。


“体感”は、ただの知識を、自分の中の記憶や感覚と結びつけてくれるのです。




「あ、これやったことある!」が学びを進める


高校教員をしていたとき、理科が苦手な子どもたちの中には、ある単元に差しかかると、

ぱっと手が動き、考え始める子がいました。


理由を聞くと、

「これ、実験でやったやつだ」

「実験でこうだったから、たぶんこうなる」

というふうに、“自分の中の実体験”が思考の出発点になっていることが多いのです。


机の上で初めて見る内容よりも、

「知ってる感覚がある」「あれに似てる」と思える方が、

子どもたちは自然に考え、集中し、粘れるようになります。




理解の“深さ”が変わる


たとえば、「光の反射」を例にとってみましょう。


プリントでは「入射角=反射角」と書かれている。

でも、それだけではピンと来ない。


鏡で光を動かして、壁に反射させてみた経験があると、

「だからこうなるのか」と納得を伴って理解できるようになります。


こうした実感をともなう理解は、忘れにくく、応用もしやすい。

つまり、知識が“使える知識”になっていくのです。




逆の順番で、つまづく子もいる


実は、中学受験に向けて教材学習ばかり進めてしまうと、

「知識だけはあるけど、よくわかっていない」

という状態になる子も少なくありません。


大人の私たちも、説明を読んでも「実際にやってみないとわからない」ってありますよね。

子どもたちにとっても、体験のないまま進む学びは、言葉が空中を飛んでいくような感覚なのかもしれません。




体験を“あとから”活かす学びへ


私たちは、学びに「順番」があると思っています。

まず、体で感じる。理解がお腹のなかにストンと落ちる。次に、言葉にする。そして、考えが動き出す。

この流れがあることで、子どもたちは自分の力で理解を育てていけるのです。


実感をともなった学びは、結果として問題演習にも強くなる。

それを、私は高校教員として何度も見てきました。




📅 ミナトコラボの体験会が決定!

8月24日(日)13:00〜14:00 「浮く?沈む?」

簡単だけど「なぜ?が広がる」実験で、中学受験にも頻出の、浮力について学びます。浮いたり沈んだり、不思議なおもちゃを作って持って帰ります。


対象 小学1年生から

9月からの科学・探究コースにご興味のある方、ぜひこの機会にミナトコラボを体験してください。保護者の方、ご兄弟の方とご一緒の参加も歓迎です。


料金  小学生のお子様一人3000円

体験後、一週間以内に9月からの科学・探究コースに入会された場合、入会金2000円が無料になるキャンペーン中!


場所 パロマ瑞穂アリーナ第一会議室

   地下鉄名城線 瑞穂運動場東駅 徒歩9分

   弥富学区、陽明学区、豊岡学区、汐路学区、瑞穂学区の近くです。


ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせくださいね。

申し込みフォームからお申込みできます。




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