「ミナ(=わたし)」から始まる、小さな港の話
- minatocolabo
- 6月4日
- 読了時間: 3分
更新日:7月9日

こんにちは。名古屋市瑞穂区の小学2年生からの科学・探究教室ミナトコラボです。
代表の芹川です。
今日は、どうしてこの「ミナトコラボ」という学びの場を始めたのか、少しだけお話ししてみたいと思います。
●わたしの居場所、みんなの港
「ミナ」はフィンランド語で「わたし」という意味。
フィンランドの教育のように、ひとりひとりの違いをあたりまえのように受け止める教育をイメージしました。
でも同時に、「みんなとコラボ」=一緒に学ぶ場所でもあります。
子どもたちが「ここにいていい」と思えること。
「わたしはこう感じる」「こんなふうに考えたよ」と言えること。
そんな安心できる港のような場所をつくりたかったんです。
出発する場所であり、帰ってこられる場所。
線路のように、道のりが決まっている訳ではない。
人生という長い自由な旅の、はじまりの港に、ミナトコラボはなれたらいいなと思っています。
●科学を「知る」から「感じる」へ
わたし自身、研究室で科学に出会い、科学にこころから夢中になる大人たちにたくさん出会いました。
だからこそ、子どもたちにも、ただ教科書の言葉でなく
「うわっ、なにこれ!」「なんでこうなるの!?」と心が動く瞬間を届けたいんです。
ミナトコラボのレッスンでは、実験器具は使いません。
紙コップ、ビー玉、ストロー、身近なもので手を動かして、試して、くらべて、考える。
そのうち、子どもたちは小さな研究者になります。
●さんぽのように、学びを
「探究」って、すごくかっこいい言葉だけど、実は「さんぽ」に似てると思うんです。
気になる方へ、トコトコ歩いてみる。
「あ、こんなところに花が咲いてる」
「こっちに道があったんだ!」
そんなふうに、立ち止まったり寄り道したりしながら、学んでいけたら素敵だなと思っています。
だからミナトコラボでは、子どもたちが「やってみて」「気づいて」「誰かに伝えたくなる」
そんな瞬間を大事にしています。
● 一緒に、ゆっくり、じっくり
わたしは今でも「教育ってなんだろう」「学びってどう育つんだろう」と問い続けています。
答えはすぐには出ないし、きっと一生考え続けるテーマかもしれません。
でも、子どもたちと一緒に歩くこの時間の中で、
「見えないけど、大切なこと」が確かに育っていると感じています。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
ミナトコラボという港に、また遊びにきてくださいね。
お子さんも、あなたも、「わたしのまなび」が動き出す場所になることを願っています。
やって、気づいて、伝えたくなる。ぜんぶ、わたしの学び。