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新しい教育のかたち?「箱庭」メソッドが日認知能力を育む


紫色のドールハウスにに上から伸びた緑のマニキュアをした腕一本

こんにちは、ミナトコラボです。


今回はちょっと面白いお話。「教室を**箱庭(はこにわ)**みたいにするって、どういうこと?」というテーマです。




■「箱庭」って聞いたことありますか?


箱庭というと、ちいさなお人形や木を並べてつくるミニチュアの世界を思い浮かべる方もいるかもしれません。実際、心理療法でも使われる方法で、子どもが自由に「自分の世界」をつくれる道具として知られています。


私は、高校教員時代から、この**“箱庭”の発想**を学びの中に取り入れています。といっても、砂場に人形を並べるわけではありません(笑)。


教室そのものを、ひとつの「小さな世界」に見立てて、子どもたちがその中で思いっきり考えたり、話し合ったり、想像したりする時間をつくっているんです。

正式な用語ではないですが、独自に「箱庭」と呼んでいます。




■“その気になる”って、学びにはすごく大事


たとえばある日、教室が「水不足の村」になります。

子どもたちはその村の住人や水を管理する人になって、どうやって水を分け合えばいいかを考えます。


誰かが言います。

「家の畑にも水が必要!」

別の子が言います。

「でも動物たちの水場がなくなるよ!」


すると、子どもたちの顔つきが変わってきます。

ただ「水は大切」と教わるのではなく、“自分ごと”として考え始める。

この瞬間が、私のねらっている「その気になる」タイミングです。




■小さな世界だから、大きな対話ができる


この「箱庭化」の一番の良さは、子どもたちが社会の一員として考える練習ができることです。


「自分だけじゃなく、周りの人も大事にするにはどうすればいい?」

「話し合って決めるって、どうすればうまくいく?」

「正しさって、人によって違う?」


そんな問いに、自然と向き合う時間になります。

しかも、「正解」は一つじゃないからこそ、自分の良心で選び取る力が育ちます。




■未来を見て、想像するちからも育ちます


こうした「箱庭的な」活動は、過去の出来事や既存の知識だけではなく、“これからどうする?”という未来に目を向ける力も育ててくれます。


たとえば、こんな活動があります:

• 気候変動が進んだ未来の町をつくってみる

• 誰もが幸せに生きられるルールを考えてみる

• 架空の国際会議で意見を出し合う


どれも、「今ある知識を使いながらも、まだ誰も見たことがない世界を想像してつくる」時間です。

これからの社会に必要なのは、まさにこうした力ではないでしょうか。




■おわりに:「学びの場」は子どもたちの“実験室”


ミナトコラボがめざしているのは、ただ知識を覚える場所ではなく、「自分で考えて動く力」を育てる場所です。


そのために、教室を「箱庭」みたいに変えていく。

小さな世界の中で、子どもたちが本気で話し、悩み、ひらめく。

そんな時間をこれからも大切にしていきたいと思っています。




▼こんな方におすすめの記事でした

• 「うちの子、知識はあるけど自分の意見がなかなか言えなくて…」という方

• 「話し合いの力って、どうやって身につくの?」と思っている方

• 「教室でこんなこともできるんだ!」とワクワクしてくださる方





📅 ミナトコラボの体験会が決定!

8月24日(日)13:00〜14:00 「浮く?沈む?」

簡単だけど「なぜ?が広がる」実験で、中学受験にも頻出の、浮力について学びます。浮いたり沈んだり、不思議なおもちゃを作って持って帰ります。


対象 小学1年生から

9月からの科学・探究コースにご興味のある方、ぜひこの機会にミナトコラボを体験してください。保護者の方、ご兄弟の方とご一緒の参加も歓迎です。


料金 小学生のお子様一人3000円

体験後、一週間以内に9月からの科学・探究コースに入会された場合、入会金2000円が無料になるキャンペーン中!


場所 パロマ瑞穂アリーナ第一会議室

   地下鉄名城線 瑞穂運動場東駅 徒歩9分

   弥富学区、陽明学区、豊岡学区、汐路学区、瑞穂学区の近くです。


ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせくださいね。

申し込みフォームからお申込みできます。


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