思考力を育てるー「まとめのない授業」の意外な理由」とは
- minatocolabo
- 7月15日
- 読了時間: 4分

こんにちは、名古屋市瑞穂区の小学2年生からの科学・探究教室ミナトコラボです。
レッスンを受けたあと、保護者の方が気にされることがきっとこれです。
「今日、結局どういうことを学んだんですか?」
「最後にちゃんとまとめの説明はあるんですか?」
そのお気持ち、本当によくわかります。
特に中学受験や学校の成績評価を意識しはじめると、
「ちゃんと理解できているのかな?」「基礎が身についているかな?」と心配になりますよね。
でも、ミナトコラボではあえて「大人によるまとめ」を毎回用意していないのです。
それには、大きな理由があります。
わからなさは「学びの入口」
ミナトコラボのレッスンの終わりには、
あえて「モヤモヤ」が残ることもよくあります。
・よくわからなかったな
・なんか面白かったけど、気になるな
・あの子の考えと違ったな
それこそが、次の学びの出発点。
「わからない」からこそ、「知りたい」と思えるんです。
だから私たちは、「すっきり終わること」よりも、
“問いが残る終わり方”を大切にしています。
知識は「説明される」より「自分でつくる」方が深く残る
もちろん、正確な知識は大事です。
でも、知識って本来、「誰かに説明されて覚えるもの」ではありません。
自分の体験や疑問の中からつくっていくほうがいい。
私たちが大事にしているのは、“知識をつくる時間”。
たとえば、こんなふうに。
• 見て、感じて、やってみて
• 比べて、迷って、話してみて
• 自分なりの気づきを言葉にする
こうして「知識」が自分の一部になっていくと、
ただの“暗記”ではない、生きた学びになるんです。
学びは「1回で終わるもの」じゃない
ミナトコラボのカリキュラムでは、
同じスキルやテーマに、形を変えて何度も出会える設計にしています。
それは、こんな想いからです。
• 子どもによって合う方法が違う
• その日の体調や気分でも吸収力が変わる
• 一度でできなくても、別の角度からやるとうまくいくことがある
「1回で理解できなくても大丈夫」という安心感の中で、
学びは深くなっていく。
それが私たちの考える「学びの力」です。
研究室時代に見た“本当の学び手”の姿
大学院で研究をしていたころ、私のまわりには「探究の達人」がたくさんいました。
彼らは、研究テーマに限らず、
気になることがあるとずっと考えていたんです。
誰に言われたわけでもないのに、自分で調べて、ずっと話しあって、やってみる。
テーマは多岐にわたっていました。
漫画の伏線が気になる、
校内のアリの動き、
美味しいお菓子、
「なんで?」「どうして?」という好奇心が、知識を深めていく原動力なんだと、そこで気づきました。
その姿は、今の子どもたちにもつながります。
“知識を教わる”より、“学ぶ姿勢を育てる”ことの方が、本当の学びになる。
だから、ミナトコラボでも、
わからなさを怖がらず、考え続ける力を育てていきたいと思っています。
家庭で「まとめ」をするという新しい学びの形
最後に、“まとめの説明”の代わりにしてほしいことがあります。
それは、おうちの方との対話です。
日曜の夜ごはん、家族そろっての食卓で、「今日、どんなことしたの?」と聞いてあげてください。
子どもたちは、自分のことばで、今日の体験をまとめ直します。
それが最高の「ふりかえり」と「定着」になる。
大人が説明して終わらせるのではなく、子どもが自分で言葉にすることが力になるのです。
まとめにかえて:ミナトコラボの学びは「問いを育てる学び」
ミナトコラボでは、
・“すっきり完結”よりも、“モヤモヤから始まる学び”
・“教えられる知識”よりも、“自分でつくる知識”
・“1回で終わる学び”ではなく、“何度も出会う学び”
そんな学びを大切にしています。
そして、その先にあるのは、**中学受験にも、人生にも役立つ「考える力」**です。
📅 ミナトコラボの体験会が決定!
8月24日(日)13:00〜14:00 「浮く?沈む?」
簡単だけど「なぜ?が広がる」実験で、中学受験にも頻出の、浮力について学びます。浮いたり沈んだり、不思議なおもちゃを作って持って帰ります。
対象 小学1年生から
9月からの科学・探究コースにご興味のある方、ぜひこの機会にミナトコラボを体験してください。保護者の方、ご兄弟の方とご一緒の参加も歓迎です。
料金 小学生のお子様一人3000円
体験後、一週間以内に9月からの科学・探究コースに入会された場合、入会金2000円が無料になるキャンペーン中!
場所 パロマ瑞穂アリーナ第一会議室
地下鉄名城線 瑞穂運動場東駅 徒歩9分
弥富学区、陽明学区、豊岡学区、汐路学区、瑞穂学区の近くです。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
申し込みフォームからお申込みできます。