「公園」遊びが育てる力とは?—多様性、非認知能力、リーダーシップの土台に。
- minatocolabo
- 8月19日
- 読了時間: 4分

― 子どもの遊びに学ぶ「多様性」と「社会性」
こんにちは。名古屋市瑞穂区の小学2年生からの科学・探究教室ミナトコラボです。
代表の芹川です。
虫取り少年の母なので、週6で公園です。
まさに今、このブログの下書きを書きながら、子どもが友達と遊んでいるのを見ています。
公園で遊ぶ子どもたちを見ていたら、思わず笑ってしまいました。
鬼ごっこで盛り上がっていたはずなのに、ひとりの子が突然、「あ!カマキリ!」と叫びだし、全力で虫取りにシフト。
それに続いて一部の子が虫に夢中になり、
残った子は「えー、鬼ごっこは?」とポツン。
でも次の瞬間には、なぜかブランコを取り合っていたりして。
こういう「まとまりのなさ」、大人の感覚ではちょっと不思議ですよね。
でもこの光景に、すごく大事な学びが詰まっているんだなーと思って。
「毎日くる子」も「たまにしか来ない子」も
放課後や休日の遊び場では、毎日顔を合わせる子もいれば、
月に1〜2回しか来ない子もいます。
それでも、子どもたちはすぐに関係をつくりなおします。
昨日ケンカした子と今日また遊んだり、
久しぶりの子を自然にグループに入れたり。
「前提がいつも違う」中でどう過ごすかを、
子どもたちは感覚的に学んでいるのです。
大人の社会が目指すことを、子どもはすでにやっている
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、
公園や遊び場での子どもたちの姿は、
私たち大人が社会で実現しようとしている「理想の姿」にも重なります。
たとえばこんな力:
多様性の受容(違いをそのまま受け止める)
資源の分配(ブランコの順番決め・とれた虫は年下の子たちから虫かごに)
ルール作り(誰が鬼になる?どこまでが範囲?)
交渉と合意形成(走るのが遅い子への気づかい、意見の違いのすり合わせ)
自分の役割を見つける(参加しない子への配慮、年下の子を見守る)
習い事でも学校でも、こういった力を「教える」場面は少ないかもしれません。
でも、子どもたちは遊びの中で自らそれを経験し、体得しているんですね。
「自由に遊ぶ」って、じつは非認知能力の宝庫
「非認知能力」という言葉、最近よく聞くようになりましたよね。
リーダーシップ、協調性、自己コントロール力、創造力…。
これらはテストでは測れませんが、将来の学力や社会的成功と強く関連しているといわれています。
そしてこの非認知能力、
実は一番よく育つのが「自由に遊ぶ時間」かもしれません。
・「鬼ごっこしてたのに、なんで虫取りになったの?」という理不尽さに戸惑ったり
・ルールがうやむやになることを調整したり
・意見が食い違う場面で、誰かが自然とまとめ役になったり
こうした場面すべてが、子どもの実践的な学びになっています。
子どもが社会を練習する「小さな社会」、それが遊び場
私たち大人が思っている以上に、
子どもたちは毎日、ものすごく複雑な人間関係と向き合っています。
「○○ちゃんが今日はいないから、××くんが仕切ってる」
「今日は上級生が多いから、いつもと違う遊びになる」
「わたし、今日のメンバーに仲いい子少ないからはじめは見てるだけにしとこ」
こういう“判断”や“選択”を、子どもたちは誰に言われなくても自然としています。
これは、「ルールを守る子」になるというよりも、
「自分と違う誰かと共に過ごす力」を育てることなんです。
自由な遊びの時間、見直してみませんか?
「将来リーダーになってほしい」
「人と協力できる子になってほしい」
「人の気持ちがわかる子になってほしい」――
親ならば、ついついそんな願いを持ってしまいます。
それならなおさら、放課後や週末の“自由な遊び時間”を、少し大切に見てあげたいですね。
そこには、大人が教えなくても育つ力が、ちゃんと息づいています。
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